liner notes あるいは内容にあまり関係のない何か

ネタが寝かせすぎて腐った感が非常に強いのですが致し方ない。
自分が全部わるい。
という感じで、あんまりにこまきのつもりはなく、主眼は真姫ちゃん先生単体の何かでした。
にこっちが思いの外先輩モードだったので、ベタな『Music is My Life』からタイトルがさらにベタ変更されております。

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Music is Our Life

「……別に、ここに来るつもりなんてなかったんだけど」
 気がつくと足を向けていた音楽室。ひとり何をするつもりでもなく訪れたそこでこぼれたのは、誰に向けたのかも分からない、言い訳じみた言葉。
 何もかもうまくいっている、ついこの間までそんな風に思っていたのに、それは全部ただの錯覚で。
 ——何も見えていなかったのは誰だったのか。
 今更考えたところでどうしようもない、それは分かっているのに、とりとめのない思考は止まらない。ただ、活動休止、そのたった一言で、ひどくちゅうぶらりんな気持ちのまま放り出されて、私は今、きっと迷っている。

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メモ書き

「もう、何もかもおしまいだと思ってたのにね」
 苦笑めいた表情で、真姫はそっと鍵盤にふれる。
「……ねえ、にこ先輩」
 あえて『先輩』と、そう呼んで続ける。
「あたしたち、何処まで行けるかしら?」
 わずかに震えたその声を、ハン、とにこは鼻で笑い飛ばす。
「決まってるじゃない、そんなの」
 揺らがない瞳で、前を見据えて。
「——私たちが行きたいと思った場所」
 それが何処だとしても、どれだけ遠くてもよ、と。


いやなんかそんなの読みたいなあ、と思っただけです。

世界の片隅で

眠い頭で書き殴ってしまうには、ちょいともったいないネタだったのですが、ここのところばたばたしすぎでね……という前回でした。
別に公式設定でもなんでもありませんが、だからこそどう描いてもいいよね、というシーン。
たらればもしと似ているようで少し違う、語られない部分にこそ二次創作の立ち位置はあるんじゃないかな、とは昔からの思いです。


さて。
んじゃラブライブで続けるの?、と言われるとなかなか微妙なところ。
既にネタっぽいものは幾つか構想があるものの、それ以前の基本中の基本である、人称呼称口調、これが思いの外難しいのですよ、この作品。
本やコミックに落ちているなら(コミックはありますが、どっちかというと欲しいのは「現在」の彼女たちのやりとりなので)、ためつすがめつしてればいいわけですが、その辺の情報をきっちりそろえるのがわりとたいへん。
また、口調が変化球の人が多いので(そも、前回の海未もあれでいいかどうか自信なし。誰に対しても「それなり」に丁寧なのが彼女ではありますが)、自分で自分にしっくりこなくなってしまうのがマイナス大。
この辺、クリア出来ればなあ……


二次創作は、元ネタがある以上、そこそこ「適当」でも脳内保管でカバーしてもらえる部分もありますが、だからこそ妥協してはいかん、と思います。
別にそれを「愛」とは呼びませんが。


とりあえず、前々からこねくり回してどうにかマイルドにならんかなあ、と思案している、真姫ちゃん先生@あいしてるばんざーい弾き語り、をサントラが来たらもう少し突っ込んで考えてみることにします。

No Title

「んー……っと」
「どうしたんです? 穂乃果。難しい顔をして」
「あ、海未ちゃん」
「ノートとにらめっこなんてして、珍しい……勉強、ではないですよね」
「む、ひどいなあ。私だって勉強することもあるよ! ……たまには」

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