変わらないもの


あれからもうそんなに経ったのか、と思いつつ。
今日はこの2冊を久しぶりに。
思い出深いのはやはりミミズク。
当時についての記述は、僕自身の手元には既になく、電子の藻屑になった……にもかかわらず、わざわざ誰かさんが保存しくさっているので、それはそれとして。
こうしてあらためて読んでみると、なんというか、毛を逆立てた猫みたいだなあ、などと。
うかつに手を伸ばせば引っ掻かれる、みたいな。
ただ、その不器用さがひどく大切なものに思えて、例によって通勤電車に揺られつつ、以下略。
この感じ方の違いは、その後いろいろとあったからかもしれないし、単に時間をおいたから、というだけの話かもしれません。
ただ、何にしても物語は変わらず物語としてあり、読者としての自分も変わりながらも同じようにある、のでしょう。
きっと。
何かが喪われても。


以下余談。
これがさらっと引っ張り出せるのは、同人誌まで含めて、持っている限りの紅玉いづきセットを1年前から連れてきているからです。
……ビョーキ。
なお、電撃文庫MAGAZINE除く。
聖騎士さん短編はともかく、べにたまさんはなんだ、その、みんなの心の中に住んでいるからいいんだよ。
どっちが本体だとか気にしてはいけない。ぜったいにだ。