おととことばとものがたり

ドラマパートが聞いておきたかったので、ラブライブのCD全買いしたらどん引きされましたこんばんは。
そりゃどん引きするわ。


閑話休題
それとは関係あるようなないような話です。
自分もいろいろと縁がありまして(この辺もまあ面白い話ですが割愛)、同人作品として、音楽CDのブックレットテキストや作詞、という形で関わらせていただいたことが何度かあります。


で。
ぶっちゃけ、音楽CDは楽曲作曲者、ないし歌い手に興味があって手に取るひとが大半です。
あとはブックレットのイラストとか。
テキスト目当てのひとなんていません。たぶん。
それでも、その上で依頼をいただける以上、テキスト担当としてはやはり脇役でありつつしっかり魅せていかねばなりません。
主役ではないことを自覚しつつ、さりとて奥に引っ込みすぎでは存在価値がない、そのバランス感覚でもって引き立て役を務めるのが、ブックレットテキストのお仕事、というのが毎度の信念です。


とまあ、そんな微妙な舵取りがブックレットテキストだとすると、作詞は陽のあたる場所です。
何せ歌ってもらえるのですし。
ただこれもまたバランスの問題で、メッセージをがつんとこめていいのか、あるいは全体の流れの中で繋ぎに徹するのか、さじ加減を間違えると、作品としての世界観が崩壊します。
ただ、前者をやってもいい、となったとき、詞は最高に輝けるのです。
載せるべき音があって、伝えたい物語があって、届けてくれる歌声があって。
インパクト、という意味では言葉だけでは出せないものがあります。
もちろん、それは音がないとダメ、ではなくて、音があるからこそ出来る表現、なのですけれど。


ともあれ、メッセージ性のあるリード曲は、音屋さんも歌い手さんも、そしてテキスト屋さんも、託しているものがちょっとばかり違っていたりもしますよ、というまあまあありふれた話、でした。


一方で、遊んでいい曲やコンセプトのはっきりしている曲もまた、それぞれやりがいや見せ所があるのですけれど。
なんにしても、楽曲は全部揃ってはじめて楽曲、なのでした。




余談。
前回コミケで気がついたら全曲作詞することになっていたアレですが、こわいので評価とかはまったく知りません。
ただ、金ぴかギル様の曲で、烈火さんに「雑種」と歌っていただいたのは一部に好評のようでした。
いやそこは意識してなかったんやけどね……