君はもういない

もう何年も過ぎてしまったけれど。
暑い夏の日に、あまりにも早く去ってしまった友人のことを思い出す。
ネットの隅っこで細々とテキストをいじっていた僕を、何を考えたかCDブックレットのテキストに引っ張り込んで、あまつさえ作詞までさせて。
いつだって、大丈夫です出来ますよやりましょう!、と気がつけば普段の自分からすればありえないような企画に巻き込んでもらって。
まだまだ、あれをやろうこれをやろうって言ってましたね。
やり残した幾つかは、どうにかお手伝いさせていただくことが出来ました。
ごめんなさいももう言えないし、ありがとうももう言えない。
でも、忘れません。


縁、という言葉の意味を教えてもらったと思っています。
そのわりに、僕は未だに外には出て行きたがらないのですが。