体験入国

雨だよー、と若干ぐんにょりしつつ、USJで行われた、オリコン主催のKalafina田村ゆかりライブに行ってきました。
なんでオリコン主催でこの二組なのよとか、USJなのよとか、いろいろと疑問はありますが、それはそれとして。


開始ぎりぎりに到着しましたが、会場は既にゆかり愛法被に占拠されていました。
ここは本当にUSJですか。
どう見ても王国です、本当にありがとうございました状態。
この時点で八割はピンク色でした。


前半はKalafina
屋外で、かつ生バンドでもなかったのですが、これがどうしてどうして、いつも以上に迫力のある歌声。
屋外仕様で気合が入っていたのかどうか分かりませんが、これまで行ったライブでも上位に入るインパクト。
いい感じにぐっと来ました。
だいたいいつものナンバーできっちり締めたところで、後半の田村ゆかりコーナーに向けて一端休憩。
……で。


おもむろに屈伸を始める辺りの人々。
上着を脱いでピンク色になる人たちも多数。
そしてほぼ十割なんじゃないかという王国民が誕生。


これが、王国……!
などと圧倒されているうちに、後半開始。
のっけからクライマックスで飛びまくる王国民の姿がそこにはありました。
元気ですね!
ただ、その特異なところがクローズアップされがちですが、全体的にコールもジャンプも、わりとオーソドックスで非常にのりやすいそれ。
何より単純に「楽しい」空気を目一杯に出すステージでもあって、ああなるほど、これは確かにファンは出来るなあ、と素直に納得感心。
MCもきっちり「分かって」やっている部分が感じられて、これはさすがの域。
王国のなんたるか、その一端を理解出来た気がします。


ステージ終了後は、小雨も降ってるし、疲れたのでさっさと撤収しました。
一部からは独りUSJレポートも期待されていましたが、ないから!それはないから!
ゆかり愛法被のまま闊歩している猛者もいましたが、それはそれ、これはこれ。
ともあれ、そんなゆかり王国仮入国でした。
真の入国を果たす日が来るかは知らない。


そして帰宅したら芙蓉千里が届いていたので、喜び勇んで一気読み。
満腹。
ああ、今回もすごいわこれ……
何よりラストの決断、そうか、その道を選ぶのか。
彼女は何処まで行き、そしてどうやって生きていくのか。
ただ一人の、「おんな」として。
どう考えても第三部がないとおかしいので、また待つ日々が始まります。