ぶらり北陸の旅 そのに

前回のあらすじ:おのれでるた。
備考:はてスタはでるた日記につけると僕が喜ぶのでそちらにどうぞ。是非どうぞ。さあどうぞ。


ともあれ富山編です。
一泊とはいえ、微妙に邪魔な感じで荷物はあるわけで、まずはロッカーへGo。
しかる後いきなり百円玉喰われて波乱の予感でした。
……幸先悪いなあ、いきなり。
しかも管理してるとこの方に来ていただいたら、鍵を無理矢理がちゃがちゃ、とやっただけで中にお金が入る、という展開。
壊れたら叩いて直すんだ!、を地でいくノリでした。


その後は、唯一現地下調べをしてきて下さった(残りの二人はダメダメだと思います)コモリさんに先導され、お昼に黒ラーメンとやらを食べに。
ラーメン店の手前にサイゼリヤがあって、ここまで来てサイゼリヤってどうなのとかそんな話もありました。
……それでよかったのかもしれないという噂もあります。
で、黒いラーメンです。
別に麺が、ではなく、醤油スープが無駄に黒い、という。
メニューには白ラーメンもあったのですが、どういうわけか三人揃って黒い方を選択。
これがよくなかった。
おいしくないわけじゃないんです、ただ、食べていると無性に喉が渇く。
とにかく渇く。
後半はお水をぱかぱかと空けている三人の姿がありました。
なんで一人くらい白にしなかったんだよ……本当に……


そこはかとない敗北感を漂わせつつ、次はお土産コーナーに。
ほんの一瞬だけお酒買おうかと思いましたが止めました。重いし。かさばるし。
お約束の怪しげな代物もありつつ(ちなみにくだんの黒ラーメンもありましたが、誰も手に取りませんでした。なむなむ)、わやわやと見回ってそこそこ時間を消費。
……いやだって、ライブの開場17時でしたからね。
なのに13時には富山に来てるとか早すぎでしょうどう考えても。
あとで聞いたところ、もう一本遅いのと早いのが選択肢にあって、真ん中の時間にしたのはでるたさんだとか。
前の時間にしなかっただけ褒めてやろう。


そして外に出ると、空模様がどうにも危なっかしい感じで、ぱらぱらと小雨が。
そこで何故かこちらを見る二人。
ちゃうねん、だから天候を左右するほどの能力とかないねん。
ぶーぶー。
まあ、もちろんそんな抗議は受け入れられないわけですが。
仕方ないので、距離的には近いのですが、次なる目的地・富山城へ向かうべく路面電車に。
えらいがたんごとんががががと素敵な音をプレゼンツしてくれる車両でしたが、あれはああいうものなんでしょう……きっと。


さて、そんなこんなで富山城最寄りっぽい駅で降りました。
手前に図書館があって、ここでいいんじゃね?、と思ったりしつつも、まあさすがに……と歩き出すわけですが、はて。
どうもお城っぽいものがない。
おかしいなあ、と進んでいくと——ありました。
あったんですが。
ちっちゃ!これちっちゃ!
でるたん日記にも写真はあったかと思いますが、この小ささはどうも伝えにくい。
実際に見れば一目瞭然なんですが、もうとにかく小さい。
大丈夫かこれお城なのかどうなんだ、というレベル。
それでも、コモリさん曰く「観光名所はここしか調べてなかった」ということなので、びくびくしつつ内部の見学に。
そこで明かされたのは、これものっそい近代になってから鉄筋仕立てで再建されたものなんだよ、という真実。
秀吉にぶっ壊されるわ、空襲で焼け落ちるは、どうもなかなか悲惨な運命をたどってきたようで……
ただ、その内部の展示はなかなか面白いもので、これには皆さん満足した感じ。
……最上階から見る街の景色は、ちょっと向こうにあるビルの方がでけぇなあとか、そんなだったのは気にしない方向で。ええ。
次に行った市庁舎の展望台の方がずっとずっと高くて、あらためて見下ろしたお城が、ちっちゃ!やっぱちっちゃ!、だったのもそれはそれとして。
あれはあれでかわいいんじゃないかな!


……こうやって振り返ってみると、とても三時間以上潰したようには思えないのですが、この時点でそれなりにいい時間だったので会場の方へ。
ここだろう、という場所に着いたものの、まったく人が並んでいないので不安になりましたが、中のロビーで待たせる方針だったようです。
外、寒いもんね……誰のせいでもないけどね……誰のせいでも……
グッズ販売終了直前だったので、やや駆け足で購入するでるコモ。
なんか妙にでるたさんが会計に手間取ってたのが笑えました。


さあ、ようやくお目当てのライブです……というところでまた無駄に長いのでさらに続く。
ライブの内容を細かく書くつもりはない(そこはコモリさんに期待)ので、ここで切るのは微妙なんですが……