ぶらり北陸の旅 そのいち

さて、だいたいのところは予想通りにでるた先生が書いているので、あまり補足することもないのですが、お約束なのでいってみましょう。


まず今回のメインはKalafinaの富山公演、でした。
どうしていきなりこれに行こうと思ったかは……忘れました。
確か、前回の北陸紀行がアレでソレでナニなことになり、『でるたんえんせいひとりたび 〜はじめてのおつかい〜』が大失敗だったのも一つあったはず。
文字通りそのリベンジというのと、Kalafina大阪公演が、ちょうど坂本真綾大阪公演と完全に日付がっちゃんこして、行きたいなあと思っていたのもたぶんあります。


まあ、そんなこんなで、誰にも了解をとらずに(!)いきなりチケット四枚を押さえたところからが始まりです。
押さえたのは先行開始の当日。
……その日はKalafinaがマチアソビに来るよ!、ということで徳島にいました。
ええ、ぶっちゃけそのKalafina一日駅長のときに、せこせこチケット予約してました。はい。
余談ながら、そのKalafinaミニライブの待ちの間に雪がふったりなんだりで、もうどうなってんのとかそんな話もありました。
あれは寒かった……


ということで、下手を打てばチケットが浮くという状況でしたが、でるコモペアが来て下さったので、なんとか危機は回避。
あのときの、
「でどうします?来ます?」
「……じゃあ行きます。代わりにチケット絶対取って下さいね!」
「チケットならもうある」
「な、なんだってー」
的なやりとりはとても印象深く。
珍しく他人を巻き込んでの遠征が確定した瞬間。
これは本当にありがとうございます、でした。


その後、これといって何一つ計画を立てず迎えた当日。
なんかお昼くらいに関東組はつくらしいよ、とうすらぼんやりした話を聞いていたので、んじゃ12時につくサンダーバード乗るか、と出発後、着くのは12時45分くらいだよとか言ってきやがりましておのれでるた野郎!、とかそんな幕開け。
おのれでるた野郎!おのれ!


取り乱しました。
今回も旅のお供にごっそり本を持ち出しまして、行きは海辺の恋人たちと義兄を読む、というワンダフルな行為を慣行。
義兄は思ったより普通というか、真っ当なお話よね、という……
落ち着くべきところに落ち着いた印象。
海辺の方は、帯はだいぶ自重していましたが中は相変わらず。
奥さんそれでいいんですかい……?
と、そんなのばかり読んでいるととてもアレな人なので、続いて君がくれた世界@wonder wondefulを読んだりも。
ああ、やっぱり響くなあ、この世界。
これに関してはまたいずれ、あらためて。


読書は読書として、今回は窓の外が白くなかった!
前回はもう、道中からして笑えるくらいに真っ白かつどっかんどっかん積もっていたので。
だって、踏切の遮断機が半分以上雪に埋もれてるんだよ……?
関東組は雪景色も見たようですが、こちらは富山に至るまで積雪はなし。
四月なんだからこれが普通なんだよそんないつもいつも雪なんて何を馬鹿なはははははとかそんな感じで。
……だってもう散々言われましたからね、雪は降らせないで下さいねとかもういろいろ。
天候を左右するほどの能力とかないのに。
それでも、先週末はそれまでの数日と比べると急な冷え込みだったりで、寒いのはお前のせいである的な発言が多数聞かれました。
解せぬ。


ともあれ、大きなアクシデントもなく富山に。
45分ほど待ちぼうけたのは忘れてやりますよでるた野郎め。
富山・金沢ともですが、これでもかと大阪駅リニューアルの広告が打ってあって笑えました。
大阪でもあれだけ見るかなあ、どうかなあ……
確かにサンダーバード一本で出られるのですけれど、などと思いつつぐだぐだしていると、定刻にでるコモの到着。
開口一番が例の「寒いよ誰のせいだよ」みたいなのだったのはご愛敬。
……ご愛敬。


既に無駄に長くなったので次回に続く……