同じ本を買うならシェアすればいいって思うでしょう?

でも傾向が似ているということは、どっちが先に読むかでもめるに決まっているので、誰も幸せにはなりません。
コピーロボットを使っても、双方宿題をやりたがらないのと同じことです。
先に言っておきますが、一緒に読むとか意味不明な事態は発生しませんのであしからず。
というかどんなだ、それ。
そんなのは夢でもロマンでもないよ!
悪霊退散!


原作ノータッチでノベライズを読む、という、自分的には本来御法度な行為をぶちかました『クリムゾン・エンパイア』。
そもそも、三冊目をついうっかり(本気で)ぽちってしまって、どうしようかいいや読んじゃえ、から始まったのですが。
これがツボにきたわけです。
理由はまあ分かりすぎるくらい分かっていて、暗殺者上がりの戦闘メイド、他にも好敵手がいたり有能な副官がいたり悪魔と契約してたりご主人様があれだったり、とにかくフルオプションな主人公・シエラさんがストライク。
狙ってるのは分かりますが、ここまでされると素直に降伏するより他なく。


でまた、いわゆるゲームの個別ルート的なものを一冊ずつまとめている感じなので、いきなり三冊目を読んでもまったく問題なし、かつそこでのお相手がライバル関係のお人であり即ち殺伐系カップリングでもう倍率ドン。
うはうはでございました。
その勢いで前の二冊も取り寄せて読みましたが、どちらも素敵。
単にノベライズなわけではなく、単体として成立している作品でもあり、これは非常に嬉しい誤算でした。
大満足。


でもこれで未読の神尾作品がなくなっちゃったんですよね。
新作まだかなー。読みたいなー。

※その三冊目はこの三月に出たばっかりです。無茶振り。