『レッド・アドミラル 英雄は夜明けを招く』(栗原ちひろ)

巻を重ねるごとに徐々にエンジンのかかってくるロディアさんですが、今回はさらに。
ああもう、貴女ってば相手が女性ならなんでもいいんですね!、という……
ついに幽霊やら旧神にまで手を出してしまわれるとは。
しかしそれでも許されるのがロディアさんなわけで。
そんなこんなで、アルデアとの殺し文句合戦も絶好調のロディアが引き続きマジイケメンな展開ですが、それ以外の部分もちょこちょこと顔を出してきて、二重の意味でにやにや出来るというかなんというか。
いろいろ振り回されているカロルはご愁傷様ですが、多分君はそれでいい。
そのポジションでがんばれ。


やや自滅気味のアスファル組には、もうちょっとがんばってもらいたかった気もしますが、海戦含めて展開的には大いに盛り上がって一区切り。
あとがきにはまだ続くという嬉しい言葉もあり、この先は旧神とどう折り合いをつけていくか、になりそうですが、果たしてロディアがミラまで落としてしまうのかどうか。
そういう展開じゃない気もしますが、そっちに転んでくれたた盛大に拍手喝采の予定。