『ミスマルカ興国物語 VI』(林トモアキ)

ゼンラーマンに応募した人たちはみんなおかしいと思います(掴み)。
さておき、いつの間にやら巻数を重ねてこちらも六冊目。
ちょっと目先を変えてみようか、ということでもないでしょうが、今回はマヒロは少し後ろに下がって、周りの面々がメイン。
それぞれにクセがあるのは分かっていましたが、一番光ったのは、ようやくひっかき回しだけではないエミットのターン。
この世界、神の名の下にある人たちはこんなのばっかりですよ。
でも狂信ではない辺り、旧シリーズの人たちとはちょっと違う気もします。


今回の旧作ゲスト。
そうか、お前生きてたのか……と、ジェスのエピソードもあいまって、なかなかぐっときます。
というかまあ、血を継いでいるだけではなく当人が出てくる系はぐっとこざるをえないわけですが。
そんな中、何巻だったかのパリエルの「あれ」は血統だけで泣かされるシーンでした。
さすがヒロイン!今回影薄かったけど!でも立場的に重要だから見せ場はこの先あるよ!たぶん!


そして最後は恒例の大風呂敷。
さあ、どう止める?