気持ちとしては二次創作

分類上っていうかなんていうか。
いろいろアレ過ぎて、少なくともオリジナルだとはまったく思ってないし、実際違うよなあ……外野も含めて。
っていうか外野の人は異議申し立てとか権利とか主張していいと思う!
してどうなるか知らないけど!
そしてこのネタはもう書いた気がするけど、書いた本人がよく覚えてないので時効ということで。


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「よく続きますよね、それ」


 あきれじゃなくて感嘆の溜息をもらす僕に、何がー、と軽く返す先輩。その手には読みさしの本とシャープペンシル、そして机の上には感想を綴った細かな文字の並ぶメモ帳。マメとかそういうレベルじゃないよね、もう。


「慣れればどうってことないと思うけど」
「なかなかそこまでいかないのが普通なんですよ」


 そうかなあ、と頬をかく先輩だけど、どう考えたってそうです。おまけにそれだけでも十分ちゃんとした内容に見えるのに、さらにあとでまとめ直す、っていうんだから、もうなにをかいわんや。


「誰かさんが毎日書いてるのと同じなんじゃないかなー」
「白々しい……だいたいあれ、先輩が書けって言ってるんじゃないですか」
「僕は書けなんて言ってないよ。書かないの?、って聞いてるだけ」
「正直それ同じですよね!」


 まったくもう。自発的にやってる先輩と、やらされてる僕じゃ天と地ほども違いがあるんですから。


「でもさ、ホントにイヤなら書かないよね」
「……え。いやそれはその」
「なに? 頼まれてるのに断れない? そのわりには、ああしたいとかこうしたいとかよく言ってるよね」
「よくは言ってない……んじゃないかなあ、と……」
「へー、ふーん、そうなんだあ」


 ぐぐ、なんかいろいろとしゃくだけど、言い返せない……!こういうとこ、ホント意地が悪いっていうかなんて言うか……


「この間もさ、なんかマンネリ気味だから新キャラがどうのって言うから、あの辺モデルにしちゃえばとかアドバイスを」
「ああもうわかりました! 僕が悪かったですごめんなさい!」
「わかればよろしい」


 ふふん、と笑うその顔は、腹立たしいことこの上なし。あれだ、もう帰ったら部屋の本とか崩れてたらいいんだ! 雪崩れろ!


「それで、その新キャラの出るヤツまだなの?」
「書きませんよ!」
「ホントに?」
「……そんなすぐ書けるわけないじゃないですか」
「じゃそのうち書くんだ」
「……」
「楽しみにしてるからねー」


 長編かーすごいなー、とかそんなやけにご機嫌な台詞が聞こえた気がしたけど、気のせいですよね。ないないない、人間、やっぱり出来ることと出来ないことがありますから。そんなさくさく出来たら、世の書き手は商売あがったりになっちゃいますよ……あーもう、なんかどっと疲れた。ふう、と溜息まじりに机に突っ伏し——


「気長に待ってるからさ。いや本当に」


 ——ようとした、そんなタイミングで先輩がぽつりと呟く。
 やけに真剣な声音。
 思わずそちらを見やると、そこにはもう、普段通り本に視線を落として、さらりさらりとメモを書き付けている先輩の姿があるだけ。
 こうなると、もうこっちが何を言ってもしらばっくれるだけ、なんですよね。……ずるいなあ、反論もさせてくれないんだったら、もう全面降伏するしかないじゃないですか。
 でも、ホントにどうしよう、あれ。正直何も考えてないんだけど……はあ、それもこれも全部先輩のせいなんですから、また相談に乗ってもらいますよ、覚悟しておいて下さい。よろしくお願いしますね!



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「あたしは別に面白ければ気にしないけど? 物語に貴賤はないのよ!」
「その『うまいこと言った!』みたいな顔が引っかかりますけど……まあ、間違ったことは言ってないのかしら。面白おかしければ、現実との多少の違いなんて、ねえ」
「新聞部的にはどうかと思うけど、お話としてはわかる。楽しいは正義」
「わたしも楽しいのは好き! ……でも、わたしこんなんじゃないよね? これってちょっとひどいよね!」
「あら、よく書けてると思うわよ、あたし」
「友達として、あえて何も言わないでおいてあげる」
「違和感はない」
「ええぇ、そんなことないもんっ!」
「「「はいはい」」」
「みんなが意地悪だ……」


外野の人たちはあれですよね、とりあえず名字に東西南北(西はいない)つけて、下の名前は……どうしよう。鳥類からチョイス?(それ名前じゃない
残念系のひと(陽の目を見ることのない本編では、なんかどっかですごい良い台詞を言う予定だけどすべて未定)は……んー……
でもって、出してないけどまだ他にもいらっしゃるとかなんとかで。
ああ内輪向け。