だから予定は未定だって

ものすごい勢いで部屋をひっくり返したり復元していたりしていたら、読まずの一日。
なんて健全!
普通っぽい!
ということで感想は見送られました。
あじゃぱー。


某企画はどんどん本気の人間が増えてきて笑えます。
Dの人はらのさいという前例もあるし、わりと余裕っぽい風格を漂わせていてさすがの大手様ですが(よいしょ、よいしょ)、小市民的にはすげーなんだこれー状態。
楽しいなあ。


さて、今日は何故部屋をひっくり返していたかといえば、先日の『天国に涙はいらない』に続いて、なんとなんとの『七姫物語』完結。
一年一冊、というゆるゆるとしたペースながら、きっちりとあの世界の、東和の「空気」を味わわせてくれた作品。
長らく刊行がなく、これはもう……と思っていたところへの一報。
完結、その単語に思うところはありますが、まずは読めることに感謝を。
……で。
これの短編が電撃hpの増刊に載っていて、それがたまらなく好きなので、発掘作業に勤しんでいたわけです。
電撃hp SPECIAL 2004 SPRING収録、「七姫物語 挿話 向日葵の光景」。
好きなのです。
とてもとても、好きなのです。
むかしむかし、ではないけれど、今よりちょっと昔。
やっぱり嘘つきな二人の男と、一人の少女。
ほんものの「お姫さま」にはならなかった彼女だけれど、今、その目で見る世界はどんな風に見えているのかな、と。
好きです。
とても。


描かれないところにあるドラマ、が昔から好きです。
それは描かれないことにこそ価値があって、でも時々こうしてそれが表に出てくる瞬間、というのは、大切で、幸せな、何かです。
そういう「自分にとっての宝物」を、もっともっと増やしていきたいなあ、なんて思いつつ。