『聖グリセルダ学院の初恋』(鮎川はぎの)

聖グリセルダ学院の初恋 (ルルル文庫)

聖グリセルダ学院の初恋 (ルルル文庫)

「おまえなら殺れる——」
そんな帯のコピーですが、この物語においてそれがどう使われるのか、は一巻を読んだ方なら分かるはず。
今回も要所要所でティエサさんかましてくれます。
そして主様がかわいいので今日もメシウマ。
メシウマ。 ※黒猫好き
鳥野郎も出ますがまあどうでもいいです、今のところ。
重要っぽい会話もしてましたがそれはそれ、これはこれ。


そしてルルル文庫を読んでいる身としてはびみょーな気分になる部分も。
読む人は読むねん、なんでも。うん。


温泉旅行に迷わず覆面と短剣を持ち出すティエサさんは、安定の暗殺者の里出身者ですが、なんかネージュ様の天然っぷりが増強されているのは気のせいですか。


前もこんな感じでしたっけ……?
空気読めない子のポジションを確立しつつあって、それはそれで面白いのですが。
残念なイケメンの汚名返上を!
ていうか今回メイン扱いじゃなかったとはいえ、表紙にもいない辺り、もうこの路線なのか……
それならそれで、全力で突っ走って欲しい気も。


新キャラの双子は……こう言うとなんだけど、どちらも良い感じにうざい。
トトの悪意のなさも、ノンノの「気持ち悪いイケメン」っぷりも、まあティエサ・キアスの観点から見ると、お邪魔虫以外の何者でもなく。
これを嫌らしくなく絡めて回していくのが次のキモになりそうな。
単に、鞘当てが両方一編に来ちゃって処理し切れてないだけという話もあります。
なんかもう、ティエサとキアスは完成しちゃってる雰囲気もあるし、鞘当てより空回りが見たかったのかなあ、とは自己分析。


個人的にはお月様ことエステリアがいなかったのが寂しい。
次回は是非再登場を。
そいでもってフィムとあれしたりそれしたり以下略。
なんだか地味に戦闘要員が増えていく話ですが、今後もバトル要素はちょこちょこ入ってくるのかしらん?