『海が愛したボニー・ブランシェ —湖上の城に恋は燃える—』(緑川愛彩)

今回は全体的にシリアス仕立て。
序盤こそアレな感じで始まりますが(ここで筋肉的イラストがあればなおよしであった)、メインは女王&ドレーク組との対決。
これは例のヤツは入るところないな……と思っていたら、わりとすごいところでねじ込まれました。
いいシーンなのに!なのに!
そして毎度アレを見るとき海賊さんたちの反応がいろいろおかしいと思います。
お前らどんだけ。


さて、前回でファドとボニパンはある程度落ち着いてしまったので、どうなるのかと思っていたら、外野がにぎやかな展開でもありました。
いや、デリックがね……いい嫁さんじゃないの。
トラウマるのも十分すぎるくらい分かるけど。
そして女王様組。
正直やってることはムチャクチャのメチャクチャではありますが、エピソードとしては全部食って持ってった感じ。
そりゃドレーク株も上がろうというもの。
もっとじっくり見てみたかったかなあ、これは……


これで人魚周り以外は諸々けりがついたかな、というお話でした。
いろいろとありつつ、しかしほとんど弱みを見せないファドはなんかもうズルイよなあ……それは惚れるわ。
こうなると、次回はあとがきにもある通り、キャッキャウフフ展開が期待出来るところですが、どうなりますか。
あと、意地でもボニパンなシーンを盛り込んでくる作者に拍手を。
これはもうずっとそうなんだろうなあ……