『フォーチュン・オブ・ウィッカ 3 タロットは夢をいつわる』(月本ナシオ)
フォーチュン・オブ・ウィッカ3タロットは夢をいつわる (角川ビーンズ文庫)
- 作者: 月本 ナシオ,薄葉カゲロー
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2011/02/26
- メディア: 文庫
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でもこの表紙はいいものだ……
本編の方では、アイリ&ハイヅカの安心の距離感。
いわゆる、お前ら付き合っちゃえよっていうか付き合ってるよね?的なそれなんですが、微妙に違う、ちょっとだけ違う。
にやにやとかキャッキャウフフとかより先に、何故かほっとするが先に来る、そんな二人。
この感覚を一番綺麗に表現しているのが、相棒——バディという言葉なんだろうなあ、としみじみ思います。
でもやっぱりお前ら付き合っちゃえよとも思います。
どっちだよ。
加えて今回は、ちょっと意外なところのロマンスも。
いやいやどうして、素敵じゃないですか室長さんのところ。
ああいうのにものすごーく弱い自分としては、むしろ主役二人そっちのけで見ていたい応援したい。
ああもうどうしてあのシーンにイラストがないのか!もったいない!
イラストと言えば、そちら方面ではダリウスくんがいい味を出しておりました。
言動にもなかなかかわいいところが見て取れたり、ひっそりと株を上げた印象。
あとはルジャインさんにももうちょい出番を……
残念系サイクスさんはきっとそのうち見せ場があるんじゃないかなと思うので、それまでお待ち下さい。