『三流木萌花は名担当! 2』(田口一)

三流木萌花は名担当! 2 (MF文庫J た 5-9)

三流木萌花は名担当! 2 (MF文庫J た 5-9)

あれ?、そっちいっちゃうの……?、という感じで、作品作りそのものからさらに外枠、流通を交えた話に。
あまり表に出てこない部分の話なのは確かだし、大事な部分ではあるのですが、そこはかとなく、誰得という気もしないでも。
ぼちぼち全員何が何でも高校生、というのも苦しくなってきましたが、そこはまあそういうネタなので、と割切って読むべき。
舵取りを今回そうしたのと、ラストの引きをどううまく絡ませられるか。
どうせなら、業界の内部にもっと踏み込んじゃえば面白いかもしれません。


ところで今回、風見鶏さんがさらにぶっ壊れてきた関係で、姫が一番まともだったような気が……気のせいですか、そうですか。
あと、表紙は若干詐欺だと思います。ええ。ある意味並ぶくらいアレな格好の萌花さんは出てきますが。